休眠口座は誰のもの?

こんな記事がありました。

 

【相続人はどこ? スイス銀行口座に眠る8.7億円、1年後には接収:AFPBB News】

 

スイス銀行で相続が起こったけど、相続人が口座の存在を知らず、放置されたままになっている口座があるようです。

さすがに60年も取引がなければ、今後も取引がないだろうということで、1年と期限をきって相続人を探しているようです。

名乗り出る人がいなければ国の財源となってしまうようです。

 

日本でも同じようなケースがあると考えられます。

例えば、故人が地方勤務の時に口座を作ったけど、その後他の地域に異動してしまい、使わなくなった口座があったとします。

故人本人でさえも忘れてしまったような口座は、もちろん遺族も気づくはずがありません。

口座の存在を知らずに、財産が計上漏れのまま相続税を申告することもよくあるケースです。

 

計上漏れが心配な方は、故人が作っていそうな地域の金融機関に名寄せをすることをお勧めします。

また、税務調査の指摘で見つかる場合もあります。

その場合は逆に「見つけてくれて、ありがとう!」という感じですよね。

 

では、日本でもスイスのように休眠口座を公表して相続人が発見された場合、その口座はどうなるでしょうか。

まず、口座の持ち主の遺言や遺産分割協議書があり、後で見つかった財産について分割方法を決めていれば、それに従うことになります。

遺言や遺産分割協議書に分け方が決められていなかったり、そもそも遺言や遺産分割協議書がない場合には、法定相続分で分けていくことになります。

60年間も取引がない口座ですから、口座の名義人の相続人も亡くなっている可能性もあるでしょう。

そうなると、相続人の子供に相続権が移ります(代襲相続)。

財産が見つかったときには、相続人が10人以上になっているなんてことも。。

その財産を分割するために全員から署名と捺印をもらわなければならいとなると、かなり大変な作業となります。

 

その手間を考えれば、気づいてても見て見ぬふりをする人も出てくるんじゃないでしょうか。

同じようなことが不動産でも考えられます。

登記の名義を変えてなかったため、故人の名義のままとなっている土地もたくさんあるようです。

 

いつかは整理しないといけないのでしょうが、その場合はスイスと同じように国庫に入ってしまうのでしょうか。

マイナンバー制度を機に、整理が進むかもしれませんね。

 

今日はとりとめのない話となってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

予約はこちら

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今村章太郎公認会計士・税理士事務所
http://imamura-cpa.com/
住所:〒112-0013 東京都文京区音羽1丁目26番12-501
TEL:03-5319-2855
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇