同族会社の株価評価が変わります。

スペインのサッカーチーム レアルマドリードに所属しているクリスティアーノ・ロナウド選手に脱税疑惑がかけられているようです。

 

【ロナウドの脱税疑惑に対し、クラブ公式サイトで声明を発表したレアル。納税証明書の存在を明かし、選手の潔白を主張している。:GOAL】

これに対してロナウド選手は自身の収入を公開して反論したようです。

1年で約270億円も稼ぐなんて、ものすごい金額ですね。
ついこの前にも同じくスペインのチームに所属するメッシ選手やネイマール選手も脱税騒動で大変なことになっていました。

スペインのチームに所属する選手が相次いで、脱税騒動に巻き込まれているのを聞くとスペインに何かあるのかと思っちゃいますね。

「スペインの景気が悪くて税収が少ないから国税当局が躍起になっているとか?」

「スペインの税制が複雑なのか?」

「世界的に有名な選手がスペインに集まっているから?」等々。

詳細は分かりませんが、世界中で収入のある人は各国の税制が絡むので、申告も難しそうですね。

 

さて、今日は「取引相場のない株式の評価の見直し」についてお伝えします。

今回の改正では、上場していない会社でオーナーとその一族で株式のほとんどを持つ、同族会社と言われる企業が関係します。

 

上場している会社の株価は、投資家等が日常的に売買しているため時価がすぐにわかりますが、株式の売買がほとんど行われていない会社の株式の時価を知ることは難しいですね。

そこで、国税局により株式が流通していない会社の株式の株価の算定方法が決められています。

 

会社の株価を算定する際に以下の2つの株価を算定します。

① 類似業種批准価額

業種の同じ又は似ている上場会社の株価の平均値を参考にする方法

② 1株当たりの純資産価額

会社の資産、負債を時価に直した場合の純資産を株数で割る方法

 

今回の税制改正では、主に①類似業種批准価額の計算方法が変わります。

変わるポイントは以下の4点です。

1 上場会社の株価は、評価する時点の当月、前月、前々月と前年の平均の株価を使うことができましたが、新たに課税時期の属する月以前2年間平均が加えられました。

2 利益、配当、純資産価額についても上場会社の金額が参考にされていましたが、親会社単体の金額が使われていましたが、連結の金額が使われるようになります。

配当:利益:純資産価額を1:3:1の割合で計算されていたのが、1:1:1に変わります。

4 ①と②をどのくらいの割合で使うかを会社の規模によって決められていましたが、この会社規模の判定の基準が変わるようです。

 

この改正によって、上場会社の株価の変動に引っ張られて取引相場のない株式の株価も変動していましたが、株価の変動が少なくなると思われます。

裏を返すと、株価を低くすることも難しくなったように感じます。

これまでは、退職金の支給などにより赤字となったタイミングで株価が下がるため、それに合わせて株式の移転等をしていました。

今まで使われてきた株価対策スキームが使えなくなるわけではないですが、効果が薄くなってしまいそうです。

 

事業承継対策は数年かけて計画的に行われることが多いため、この改正で慌てている会社、税理士もいそうですね。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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