贈与のイロハ

今年のパ・リーグは日本ハムファイターズがペナントを制しました。

最大で11.5ゲーム差がついていて、7月くらいにはソフトバンクホークスにマジック点灯かという話も出ていたので、純粋に驚きました。

優勝の原動力は何といっても二刀流の大谷選手、打っては3割22本塁打、投げても10勝と驚異の成績を残しています。

日本ハムじゃなければ大谷選手の二刀流でここまでの成績もなかったと思います。

球団の育成方針とそれを体現する栗山監督の凄さが結果に結びつきました。

今年は、着実に選手を育てるチームがセ・パ両リーグを制したのも、時代の流れを感じます。

ファンは生え抜きの選手が好きなので、わが巨人軍も生え抜きのヒーローがどんどん育つことを祈っています。

 

さて、今日は昨日話を省略してしまった贈与についてお伝えします。

贈与は、タダでお金や物をあげることで、あげる人を贈与者、貰う人を受贈者と言います。

民法では贈与者と受贈者の間において贈与の合意があってはじめて贈与の契約が成立するとしています。

贈与者が一方的にあげたと主張しても受贈者が知らなければ贈与は成立していないことになります。

よく相談される話で、子供や孫のために毎年110万円ずつ子供や孫の名義で口座を作り積み立てている方がいます。

口座は子供や孫の名義となっていますが、本人の知らないところでお金をあげていたとしても贈与したことにはならないんですね。

 

贈与税は贈与が行われたときに受贈者に課せられている税金です。

申告には大きく分けると、以下の2つの方法があります。

①暦年課税制度

1月1日から12月31日までの1年間で贈与した金額から110万円の基礎控除を引いた金額に税率をかけあわせて計算されます。

 

②相続時精算課税制度

2500万円までの贈与であれば、贈与税がかからず、それを超える贈与も一律20%の税率で計算されます。

ただし、相続の時に相続財産として計算され、あとで精算することになります。

一定の要件を満たす場合、申告時に届出をすることで選択することができ、一度選択したらその贈与者からの贈与については当制度でずっと計算されます。

 

一見②の方法だと非課税の枠が2500万もあってお得だと思いますが、結局は相続税の申告の時に精算をするので、課税されてしまうことになります。

長い目で見れば①を毎年コツコツやった方が110万円の非課税枠があるのでお得になります。

 

では、②の方法が有効になるのはどんな場合かというと

■会社オーナーが、株価の安くなっているときにまとめて後継者に株式を移す場合(将来の株価が高くなると予想できる)

■収益物件を早期に後継者に渡してしまい、贈与者の相続財産の増加を防ぐ場合

が挙げられます。

従って、現金を②で贈与すると意味がないんですね。

 

贈与については、まだ書ききれないことがあるので、また明日続きを書こうと思います。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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今村章太郎公認会計士・税理士事務所

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